今日はバレンタイン・デー。みなさんはチョコレートを誰かにあげましたか？　または、いただきましたか？　私は、先日の記事の撮影用に買ったチョコを夫にあげました（笑）。なんだか手抜きみたいですけど、ちゃんとバラの花（造花だけど）が付いていて綺麗だったんですよ。
 

さて大会３日目。カナダにとってはすごい日になりました！　モーグル男子で、カナダのアレクサンドル・ビロドー選手が金メダル！！　実は、カナダは自国でのオリンピック（1976 モントリオール、1988冬 カルガリー）で金メダルを取ったことがないんですって。それで、昨日の女子にも期待がかかっていたわけなのですね。本当に記念すべき日になりました。

今日は、昨日と打って変わってお天気がよく、観ている人たちもラクそうでした（うらやましい）。しかし、設備の悪さは変わるはずもありません。夕方のニュースでは、私が昨日書いたこととまったく同じことを、サイプレス・マウンテンからリポートしていました。いわく、コーヒー１つ買うのに１時間半も並ばなければならない、しかも飲食物の持ち込み禁止（私もペットボトルを入口で捨てました）、トイレの状況はもっとひどい、などなど。

大会本部では何かしらの対策をたてるとか言ってるけど、今さらかって感じです。何のために１年前にプレ・オリンピック大会を開いたのだか……。会場の使い勝手や問題点を見る目的もあったはずだろうと思うのですが……。う〜ん、また怒りが新たにわいてきてしまった……

モーグル会場とスノーボード会場は、両方ともサイプレスで、隣接しているので、スノボーも同じ状態になると思います。観戦に行く方は気をつけてください。既にチケットトラブルも起きているようですし。

テレビはやはりカナダの選手中心なので、日本選手の様子を知ろうとネットで探しているうちに、上村選手のオフィシャル・ブログに行き着きました。そして、昨日の結果について書いてあるページを読んで、また泣いてしまった。メダル、取らせてあげたかったなあ……
 

今日は観戦の予定もなく、部屋でオリンピック中継をつけっぱなしにしながら、２人とも仕事です。どこでもできる仕事なので、本当にラッキーだなと思います。そうじゃなければ、こんなに長期滞在はできませんから……。

やっと外に出たのは、もう夕暮れ時になってから。ダウンタウンはすごいことになっていました。ロブソン・ストリートが一部通行止めで、歩行者天国になっており、人で溢れているのです。
 

ロブソン・スクエアからバラード・ストリートまでが、混雑の中心か……。ここはバラードのROOTS前。
 

振り返っても人ばっかり。新宿あたりでは日常的な光景だけど、バンクーバーでは珍しい……
 

サーロー・ストリート（Thurlow St.）からスタンレーパーク寄りは、車道が復活。でも、一部フェンスが付いて歩道が広くなっています。
 

ランドマークホテルにある「ジャパン・ハウス」。しかしこれは一般には非公開で、関係者と報道陣だけが出入りできるものだそうです。

北京の時は旅行者も出入り自由でした。そこで日本選手のテレビ映像を見たり（音声は出ないので、会場に実況アナのような人がいる）、五輪関連の展示物を見たりできたのに……。旅行者には好評だったとJOCは話しておきながら、なんで今回は非公開にしてしまったんだろう……？　予算の都合か？
 

夕食をとってロブソン・スクエア方面に戻ると、シアーズの壁がスクリーンになっていました。真っ白ですからね、いいアイディアかも。
 

そうそう、カウントダウン時計はどうなっているのだろうと、見に行ってみました。夫は「開会式までの時間を示す」という一文が刻まれているのだから「0（ゼロ）」で止まっているはずだと言い、私は開会式スタートの瞬間から時間が増えていると思うと主張。結果は私の勝ち〜。賭けておけばよかった？
 

イベントが行なわれるロブソン・スクエアに再び行ってみました。開会前の10日に来た時とは比較にならないほど、多くの人でごった返しています。あの時見たショー「Ignite the Dream」が、開会後、連日行なわれているのです。

そしてシアーズ・スクリーンには、今日のモーグルの優勝者ビロドー選手が家族とともにインタビューを受けている様子が映し出されていました。冒頭の彼の写真もこのスクリーンのものです。ビロドー選手には障害のある弟さんがいるのですが、優勝後に彼としっかり抱き合い、喜びを分かち合っている姿が印象的でした。このインタビューでも、いつも弟さんのことをいたわっていて、愛情にあふれたいいご家族の存在が、この金メダルのバックにあったのだなと思いました。
 

バンクーバー美術館前の階段に座り、ショーを待つ人々も、みなスクリーンにクギ付け。

実は私たちがいるコンドミニアムは、ロブソン・スクエアのすぐ近く。イベントの音がよく聞こえるし、ショーの花火も一部見えます。参加したかったら、音が聞こえてから出て行っても充分間に合う……。本当にいい場所に部屋を借りることができました。
 

ロブソン・ストリートにあるCTVの仮設スタジオでは、毎日ここからオリンピックのニュースを伝えています。今日はモーグルの金のほかに、スピードスケートの女子3,000ｍでもクリスティナ・グローブス選手が銅メダルを取ったので、ギャラリーの興奮ぶりがすごい！？
 

CTVのベテラン美人キャスター、パメラ・マーティンさん。キャリアと実力は安藤優子さんのよう、雰囲気は若い頃の櫻井よしこさんに似てるかも。テレビで見るより綺麗！　次回はガラス越しじゃない、ナマ写真に挑戦します。