●エドモントン到着
私たちはエドモントンに向かって、まっすぐなハイウェイをひた走り続けた。
時間がないので、今日の夕飯はファーストフードだ。途中の町にあったケンタッキー・フライドチキンですませたのだが、そのカウンターの女の子がめちゃくちゃ可愛い子だった。まだハイティーンくらいだけど、こんなド田舎になんで?と思えるほど垢抜けていて、注文した品を待っている間、私は見ほれてしまった(ちょっと怪し気だったかもしれない)。ドリュー・バリモアを華奢にして、ウィノナ・ライダーと足して2で割った感じかな。もしかしたら、隠しカメラで映画撮影でもしているのか?と、あたりを見回してしまった。
エドモントンに着いた時は、既に10時半だった。
宿をどこにしようかと考えたが、明日はウエスト・エドモントン・モールを見ることを第1目的としているので、モールの近くでモーテルを探すことにした。ウエスト・エドモントン・モールは、エドモントンのダウンタウンからかなり離れているのだ。
ハイウェイから、直接モール方面に向かった。黄色い虫のような、どう見てもかわいくないウエスト・エドモントン・モールのキャラクターのマークが付いている案内板を頼りに、周辺をぐるぐる周り、やっとハイウェイから降りることができた。これからモーテル探しをしなければならないが、どこに行けばいいのか、さっぱり見当がつかない。平原にある都市だけあって、かなり面積が広いし‥‥。
モーテルというのは、たいてい1つの道路沿いに固まってあったりするので、そのエリアさえ見つかれば、あとは簡単なのだが‥‥。
‥‥と、こういうノウハウを身につけたのは、サンフランシスコを取材した時だった(最近、登録された方へ。次のサイトで私の海外取材ウラ話が読めます。
http://www.yyynet.com/
>「レアな人たち」をクリック。3月分の記事です)。
あと、私たちは lonely planet 社の「Canada」というガイドブック(英語版「地球の歩き方」みたいな)を持っていったのだが、これにはモーテルが見つかるエリアや道路名が書いてある。
ところが、ウエスト・エドモントン・モール近辺については、まったく情報がなかった。さあ、自力で探さなければ‥‥。
時計を見ると、もう11時だった。
その前にビールを仕入れていこうということになり、リカーストアに立ち寄った。その時、ふと思いついた。
「ねえねえ、レジのお姉さんに、モーテルがありそうな場所を聞いてみない? どこか知ってるんじゃないかなあ」
思った通り、お姉さんはすぐ教えてくれた。やっぱりジモティは強い。そのストリートに行ってみると、あるある。うわっはっは。これで今日の宿は大丈夫。何軒か聞いてみて、いちばん安い(けど、きれいそうな)ところにした。その名もウエスト・エドモントン・モーター・イン。1泊税込み55.95ドルだ。
これが私たちの旅で最初に泊まったモーテルだった。
以降、たびたび利用し、だんだん探すスキル(そんなもん、あるのー?)も向上していった。
★‥‥‥‥‥‥‥‥‥★バンクーバーだより★‥‥‥‥‥‥‥‥‥★
★週末『ジュラシックパーク3』を見に行った。
ティンセルタウンという映画館(「バリアフリー・シティ」の第21回で紹介している)では、現在、複数の上映室を使って、45分ごとに上映されている。行ったら、まだ掃除が終わっていないとのことで、10分ほど待たされた。待っていたベンチの横に、クイズの投票ボックスがあり、用紙を見たら、問題が「アルバータ州にある世界的に有名な恐竜博物館の名前は?」だって。先週ここで書いたばっかりなので、スペルもちゃーんと覚えていた。Royal Tyrrell Museum だぞぉ〜。後から投票した男の子の答えをチラッと見たら、Drumheller Museum だって。ぶっぶー。間違いでーす。
正解者の中から抽選で1名に、カルガリーまでの4人分のエアチケットが当たる。誰と一緒に行こうか?と早くも考え始めている私たちであった。
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