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バリアフリー都市・バンクーバー
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00/10/31
●バリアフリー・シティへの道

00/10/24
●Accessible

00/10/17
●きっかけ(続き)

00/10/10
●きっかけ

00/10/03
●バリアフリー・シティとの出会い





●Accessible バス

バンクーバーで最初にリフト付きのバス(Accessible bus)が運行されたのは1990年。カナダの都市の中で最も早かった。
その後10年の間に、バスの台数もルートも増えてきた。そして2006年までに、バンクーバー・エリアの全バス&全ルートがAccessibleになる予定だ。

現在、バンクーバーには736台のディーゼル・バス、46台の2車両連結ディーゼル・バス、244台のトロリー・バス(車上の電線に接続して走る)、50台のナチュラルガス・バスがある。
このうち、ディーゼル・バスが運行しているほとんどのルートはAccessibleとなっている。

Accessible機能が付いたバスには、前後に大きく車椅子のマークが表示されている。また、これらのバス停にも、車椅子マークが付いている。

Accessible Busの中でも、以前よく見かけたのはリフト付きのバスだった。バンクーバーのバスは、前から乗り最初に料金を払うシステムだが、Accessible Busはバスの乗降口のステップ自体がリフトになっている。まず、この部分がせり出し、出きったら今度ゆっくり下降する。地面に着いたところで、車椅子の人がステップ部分に乗る。ステップは手すりも付いているので安全だ。しっかり乗ったことが確認されたら、リフトは上昇。と同じ高さになったら、車椅子の乗客はもうバス内に移動できる。あとは、せり出した部がまた車体に納まるのを待つだけだ。

この間に、ドライバーは車椅子優先席に行って、シートを上げ、スペースをつくっておく。時には乗客が手伝っていることもある。車椅子がその位置に来たら、ベルトでしっかり固定。これでOKだ。

このリフトの一連の動きは、大変なめらかで見事である。特に、ただの乗車口だと思っていた部分がリフトになり、それが再び車体に納まった後は、何事もなかったかのようにバスの一部と化している様は、なんだか大きな仕掛けオモチャを見ているようで、いつも感心しながら眺めていた。実によくできている。

ただ少々時間がかかるため、5年ほど前から新しいタイプの車体も登場している。