●30代ゆえの試練?
先週書いた「自分の力相応より少し下のレベルに入ってしまうと、ちょっとツライ」ということについて、今日は少し説明を…。
これはダウンタウンにある一般的な私立の英語学校を例にあげてのことと、まずご了承いただきたい。ま、私が行ってたESLなんだが、友人の話を聞くと、どこも似たような状況らしい。
30歳以上のあなたは、若いクラスメートに囲まれることになる。一人一人と話す分には特に問題はないのだが、集団になるとちょっと違う。私個人の性格もあると思うが、あのノリにはついて行けんと思うことがしばしば。
特に日本や韓国の夏休み・春休みシーズンは、年齢層がぐっと低くなり、10代後半〜20歳そこそこの人たちが増える。一度、すっごく若いメキシカンの男の子が同じ午後のクラスに入ってきて、15歳という年齢を聞いた時は気絶しそうになった。私の半分以下だ〜〜〜
問題は、クラスメートの年齢ではなく、実は教師の取り上げる題材や授業の進め方にある。先生だって、クラスを盛り上げようと必死だ。若いコが多かったら、彼らに受けるようなことをいろいろ考えてくる。ゲームをしたり、実際にビデオを撮ってブロードキャストごっこをしたり、やたらフィールドワークを増やしたり…。中には、ふと我に返って冷めてしまったら最後、二度とのれないようなものまで…。
私も先生の気持ちは分かるから、なんとか協力しよう(もう生徒というより、こういう感覚)と思うのだが、それでも若いコたちのようにワーキャー言って喜べないことも…。あの“一人だけノレない状況”というのは、結構ツライ。
固いテーマのディスカッションをやっていた上のクラスでも、時々こういった“若いコ向けの企画もの”を取り上げていたが、この割合はレベルが下がるほど多くなるようだ。そういうノリも全然オッケーの人ならいいと思うが、そうでもないという人は、なるべく上のクラスに入ったほうがいい。
それに、上のレベルに入って「これはついて行けない」と思ったら、頼めば下のレベルに変えてもらえるが、この逆はまずありえない。そうなるとレベル編成テストがある1カ月後まで、ガマンして待たなければならないのだ。
というわけで、ESLではなるべく上のレベルを目指そう。それに英語の上手な人に囲まれて刺激を受けたほうが、もっと勉強する気になるしね。
★先週の「ESLで上級クラスに入るコツ」に、ちょっと補足を…。
留学までにまだ時間がある人、勉強するなら文法を中心に。筆記テストの点を確実にアップできるのはココです。時間がない人、「日本でしていたこと」を話す練習を。意外に出てくる専門用語は、必ずチェックしておきましょう。
がんばってくださいね〜!