●カルガリー事件・その後(3)
カナディアン・ロッキー旅行中に、藤井容疑者の大きな写真入り地元紙を購入してバンクーバーに戻ってくると、数人の友人からメールやFAXが届いていた。どうやら日本で急にこの事件に関する報道が相次いだらしいのだ。実名も漢字で報道され、出身地も町名まで紹介していたメディアもあったという。
1人の友人のメールによると、兵庫県で幼児を虐待して死なせるという事件が起こり、ワイドショーでそのニュースを取り上げた時に、カナダのカルガリーでも同様の事件があったという扱いだったという。
どちらが先か分からないが、スポーツ新聞や一般紙でも、この記事を取り上げていたようで、別の友人らが知らせてくれた。読んでみると、内容はカナダでの第一報とほぼ同じで、旅行中に知った公判の内容にまでは及んでいなかった。
数日後、日本のグローサリー・ストアで見つけた8月25日付けの「The YOMIURI AMERICA」には、一面トップに大きく出ていた。こちらは「語学留学の日本人女性 第二級殺人罪で再起訴」という見出しで、15日の公判の内容を伝えている。下のURLでリードの部分だけ読める。
http://www.yomiame.com/
さらにその後入手した8月23日付けの「バンクーバー新報」には、たいへん詳しい記事が掲載されていた。
執筆したジャーナリストの方は、カルガリーの公判を傍聴しており、藤井容疑者本人にもインタビューをしている貴重な記事だ。友人の言葉から藤井容疑者がどんな生活をしていたのかが伺え、またカルガリーに住む同世代の人たちにも取材している。
記事の全文は下の「バンクーバー新報」のホームページで読める。9月2日現在、トップページの右上に<スペシャル>というコーナーがあり、「幼児死体遺棄の容疑で逮捕されていた藤井理絵容疑者の公判」というタイトルが掲載されている。
http://www.v-shinpo.com/
8月31日の公判の内容は、まだ詳細が入手できていないので、分かり次第、またお伝えしていきたいと思う。